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くまの隠れ家

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自信は生きる力なり   

2010年 10月 11日

バンクーバー・パラリンピックで、見事銀メダルに輝いたアイススレッジホッケー・日本代表チームのキャプテン・遠藤隆行さんが、ご自身のこと、アイススレッジホッケーのこと、そしてパラリンピックのことを綴った1冊が、今日のこちら↓
自信は生きる力なり_f0031127_23103012.jpg
  「自信は生きる力なり   (遠藤隆行)

埼玉県生まれの遠藤さんは、川越市役所に勤務するかたわら、シーズン中はリンクに通い、アイススレッジホッケーの選手として活躍しています。

遠藤さんの障害名は、「疾病による両大腿1/2以上欠損」。生まれつき両足がありません。
その遠藤さんが、20歳でアイススレッジホッケーと出会い、いかにしてバンクーバー・パラリンピックで銀メダルを手にすることが出来たか。

遠藤さんは、自他共に認める「負けず嫌い」。
障害があることで、厭なこと、悔しいこと、たくさんあったはずなのに、「自分に出来ることでは負けたくない」という気持ちで、乗り越えていきます。
できないことはできない。それはみんないっしょ
とかく健常者は、障害を持つ人に同情というか、「気の毒だ」という意識で接していないか?
でも、それって驕りなんですよね。
障害のある人は、不便であっても不幸ではない。そのことを改めて強く思いました。

さて、ワタシがこの本を読むきっかけはもちろん、「アイススレッジホッケー」選手である遠藤さんに興味があったから。
以前、アイスホッケーの試合のインターミッションで、アイススレッジホッケーのデモンストレーションを見たことがあります。(こちら)
その時はわからなかったけれど、この本を読んでその激しさにビックリ!
アイスホッケーが大好きなワタシですが、アイススレッジホッケーって、テレビですら見たことがなかったんです。
でも、「障害のある人のスポーツだから、アイスホッケーほど激しくないだろう」なんて、心の中で考えていたのですね。自分の無知に恥ずかしくなりました。

アイススレッジホッケーのお話になってから、遠藤さんに障害があることをすっかり忘れて読んでいました。
監督との確執、チームをまとめる難しさ、そして何よりもアイススレッジホッケーの面白いこと!
障害があるとか、そんなこと全く関係ない。そこにいる遠藤さんは、アスリートそのもの。
アイススレッジホッケーの醍醐味を、充分感じることが出来ました。
ワタシも、機会があったら、ぜひ試合を見たいなあ。
アイスホッケーとともに、少しでも世間の認知度が上がって、たくさんの応援が集まってほしいものです。

by fan_fan_hockey | 2010-10-11 23:06 | book